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★ことば249「盲腸線」 [ことばトレンド最前線]

★シリーズ 【ことばトレンド最前線】 vol.249 2008.6.14
「盲腸線」

いつの間にやらそういう言葉ができたらしい。これは鉄道用語。いや、鉄道オタク用語で、あとから少し間に追加したような支線のことを言う。説明がしづらいので具体例を出した方が良いかもしれない。東京で言うと、東京メトロ丸の内線の中野坂上~方南町間や、同じく東京メトロの千代田線の綾瀬~北綾瀬間のことを「盲腸」と呼ぶということだ。
住んでいる人にしてみれば失礼なネーミングかもしれないが、確かに支線には独特の雰囲気というか、あるようなないような存在感がある。東京メトロの場合は、どちらも車庫から電車を出す部分を営業路線化したのが路線誕生の由来である。ただ線路を引くだけなら迷惑、地元住民が利用できるようにしてほしい、という要望を受けてのものだ。
しかし、現実問題として利用者はそれほど多くない。元々営業路線にしてなかったくらいだ。だから、盲腸のような雰囲気を持っている。
そんな雰囲気…メジャー路線になれる日は遠い。

(399文字)
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