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想い出 [雑記]

今阿部義晴40祭のレポを書きながらネット散策をしていたのだが、偶然にも
自分の通っていた小学校が改築のため校舎を取り壊すという話を知ってしまった。
(すごい偶然だ。その小学校名で検索したわけでもないのに)

しかも、どうやら8日の日曜が最後のお別れ会で、この記事を書いている今、
11日早朝はおそらくもう重機が入っているだろう…。

なんでかなぁ。どうしてこういうことを同窓会は教えてくれないのだろう。
何のための同窓会だ。意味ないじゃん。

つい3~4週間前、今自分が住んでいる所から自転車を1時間こいで
幼少期を過ごした街を見に行っていた。

仕事が少し暇になって、平日に休みができたので、最近は放浪ばかりしている。
何故だか、今しかできない気がして、意味もなく大学から家まで歩いて帰ったり
(それはしかし3時間かかったが途中断念)、千葉ニュータウンまで行って
すぐに反対方向の電車に乗って帰ったりとしている。

で、かつて住んでいた街をその時のように自転車で巡って、小学校の前も通った。
何やら工事をするような案内と白幕がかかってはいたが、
まさか校舎を取り壊すなんて気づかなかった。

実はその時にも感じていたのだが、何だか少しずつではあるが、その街は
変わってしまっていた。

かつて住んでいた団地は、老朽化のため立て替えの話が進んでいる。
駅前の電気店は潰れてコンビニになっている。
TSUTAYAが突然T-COMPとかいうわけのわからない店に変わって憤慨していたが、
またTSUTAYAに戻っていた。
スーパーの屋上の児童遊園は52年の歴史に幕を閉じた。
いつの間にか、コミュニティバスが走っていた。

そして、我が母校がなくなる。

あの大きな木は残すのだろうか。
体育館の天井からボロボロ布が落ちてきていたが、
あれって今思えばアスベストだったのかな。
そして、教室は…

人は誰も、命病と時間病に冒されている。
「この世に生まれてきた以上、絶対いつかは死ぬ」ということと、
「時間の流れを止めることはできず、進み続けるしかない」ということだ。

あの頃に戻りたいと思っても、もう戻れないし、戻ってはいけない。
前に進むしかない。

でも、懐かしく思う。今が辛い時は、過去の楽しかったことを思い出したりする。
でも、それがもう一度手に入るわけではない。

無理やり手に入れようとして以前いた場所に戻ったって、
自分の目線は変わっているし、その土地も変わっている。
もう同じ4丁目1番ではない。

涙が出てくるが、でも振り返らずに、大事に心の中にしまっておこう。
あの校舎は不滅だ。だから、取り壊しの現場に別れを告げに行きたくないし、
もうあの小学校の前を通ることもないだろう。

ありがとう。


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