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国土鳥瞰 [雑記]

実はここだけの話、先週の日曜は札幌へ一泊出かけた。
その目的はなんと、ミスチルライブ。

まさかこれで日曜が潰れることを見越して先週は木曜から3日3晩寝ないで
仕事しまくったなんて、実は日曜遊ばなきゃここまで忙しくならなかったなんて、
バイトを代わってもらう必要もなかったなんて、
そんなことは口が裂けても言えない。

…って、書いちゃってますが。しかもバイト先で約一名このブログ知ってる人いるし。
でも、その約一名は唯一(?)バイト内で信頼している人なので、こんな暴露話を
載せたところでまさか怒られることもなかろう。(という言葉の裏には「揉み手」がある)

で、ミスチルライブはとても良かったのだが、今は疲れていて書く気力がないので、
そのレポートはまたの機会に。

今は、帰りの飛行機の中で、窓の外の関東平野を見下ろしながら思ったことを
つらつらと書きたい。(と言いつつ、実はコメント欄に書いたことのほぼコピペだったりする)

堤義明という人はすごい人だったのだろうと思うが、
彼はおそらく飛行機の窓から見下ろして、ひらめいたのだろう。
人間はなんと土地を使っていないのだろうか。川沿いと平地の
ほんのわずかな部分にしか家は建っていない。大部分、日本国内で
4分の3とされる森林部分は、いっさい手付かずのまま。
平地はもう埋まっている。だとしたら、森を開発しよう。首都・東京から
一番近い森は、千葉か埼玉。千葉は土建のしがらみがある。じゃあ埼玉だ。

こうして彼はリゾート開発の先駆者として数々の功績を残し、同時に森林を破壊し
宅地開発をしていったんじゃないかなぁと、昨日の帰りの飛行機の中で直感的に思った。

多分、森を開発するというのは鳥瞰者の発想だろう。上からモノを見ているから
それが思いつくし、実行に移せるのだろう。
きっと、森のすぐ近くに定住する盆地の住民はそんな発想を持たないだろう。
森というものが上から見たらどんな状態なのか知らないからだ。
逆に言うと、森の尊さを知っているからだ。生活の源であり、上空からは点未満となって
決して見ることのできない、生命の集う空間があるからだ。

環境問題というのは即ち、視点の問題である。そんなことを考えた。


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コメント 3

えいこう

何げなく考えた事も、鋭いですね。
「環境問題というのは即ち、視点の問題」
なるほどと思いました。
私は以前、地図を見てですが思いました。
「日本の狭い国土。山だらけて、人の暮らせるところは更に狭い。いっその事山を削って平らに均し、海も出来うる限り埋め立ててしまえば人間の領域は拡大する」
もちろん、半ば思いつきとしてですか。
しかしそれも、俺さんの言葉を借りれば鳥瞰的な見方ですね。それこそ、地図を見ているからの発想。
実際にはそこで暮らす人間は元より、様々な生物がいます。
「環境問題というのは即ち、視点の問題」
という言葉に、納得した次第です。
by えいこう (2005-12-13 01:55) 

はなぽん

Mr.Childrenのライヴとはうらやましい限りです。
私は福岡に住んでいますが、息子はチケットを手に入れたものの私は断念。
お疲れが癒えて、ライヴレポートを書かれるのを心待ちにしています。
by はなぽん (2005-12-14 00:22) 

俺

こんばんは。
確かに、神戸のポートアイランド計画がそうでしたね。山を削ってその土砂で海を埋め立てる。領土拡大、総平地化。魚も熊もカラスも平地には住めず、魚は死に絶え、カラスはゴミをあさり、サルやクマは田畑を荒らし…「人里に○○出没」というニュースの背景にはこうした悲壮な問題があるんでしょうね。
by (2005-12-18 01:15) 

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