奥田民生LIVEリポ [音楽]
★LIVEレポート
奥田民生
Tour MTR&Y
2005/05/17 19:00~ @Zepp Tokyo
久々に民生ライブに行ってきた。と言ってもひたちなかを除いて民生以外のライブには一度も行ったことがないが…
それにしても、今回は個人的なモチベーションの低さがひどかった。2日前まで会場が渋谷AXだと勘違いしていて、当日のスケジュール構成がボロボロだったのである。もし気づかずに当日を迎えていたら、18時まで南大沢にいた上に間違って渋谷に行き、慌ててお台場に向かって着いた頃にはライブが終わっていたかもしれない…
ただ、やはりそこは民生ライブ。幕が開けてcompの1曲目、「ギブミークッキー」が流れる頃にはそんなこともすっかり忘れていた。
あっという間の2時間。足腰に痛みを感じるのは年のせいか。なんて思いながら帰宅し「動き出しそうなパンフ RE:リターンズ」(ツアーグッズの一つ)を見たら、倍生きているF-10ライダーがあんなポーズ、こんなポーズ、そんなデニーロで静止していたので、自分もまだまだ甘いと反省。そして、床に就く…昨日はそんな一日であった。
というわけで、早速振り返ってみたい。恥ずかしながら中盤の曲順がどう頑張っても思い出せないので、ちゃんとしたファンの方のレビューをカンニングしながら書き進めようと思う。
◆19:00 START
1. ギブミークッキー
2. 快楽ギター
3. ベビースター
ギブミークッキーで幕を開ける。今回のアルバムの特に強い印象として感じるのは、
ギターがかっこいい。んで若い。兎に角「民生、若返ったな」という印象を持った。
ニューアルバム・compの中から、順通りに1曲目、2曲目、3曲目と快調に飛ばした
ところで、MCに。
◆MC-1
「以上のトークに問題がなければ次に進みたいと…」
これが今回のツアーでの常套句のようだ。
4. ライオンはトラより美しい
5. 何と言う
ここでは前作、LIONから1曲目と3曲目。何と言うはauのCMでお馴染み。
やっぱり思うのだが、サウンドが若く、パワフルである。
今回からバックバンドがほぼメンバーチェンジし、しかもギターが一人減った。
しかし、人員が一人減ったことを思わせないパワーをひしと感じた。
◆MC-2
ここのMCだったかと思うが、「民生と呼ぶな」宣言。飽きたんだとか。
なんだかよくわからない展開に…
6. それはなにかとたずねたら
7. 細胞
「それは…」はFAIL BOXの末曲。このアルバムは名曲揃いである。カヌーも野ばらも
ロボッチも陽も、アコギ1本で聴いた日には涙が止まらない銘曲である。
1曲だけ紹介してないのは、それだけあまり好きではないから…。
細胞はcompの4曲目。基本的に今回のツアーはcomp中心で構成されているようだ。
◆MC-3
結局収拾のつかない事態となり、「民生でいいよ、普通で」
「フェスとかで恥ずかしいから…」
8. アーリーサマー
このあたりから曲順については記憶が曖昧になってくる…
しかし、アーリーサマーは今回一番記憶に残っている。割とギターの若さを
印象付ける曲ばかりの中において、この曲とかハネムーンとかは歌声を
印象付ける曲だ。
民生がギターの名手であり天才的な作曲をしているのはもう今さら分かり
きっているので敢えて言うまでもないのだが、今回「歌うまいな~」と、失礼
ながら思うのであった。
アーリーサマーは「僕らの音楽」に出て歌ってたのをきっかけに好きに
なった。民生の曲をさすらいとかマシマロくらいしか知らない人には是非
聴いてもらいたい銘曲である。
◆MC-4
「お台場の人は海風を受けてるから毛根からオールバック」
「それか、全部前向いてるか」 …だそうです。
9. ハネムーン
10. 海の中へ
これはもう申し訳ないが「凄い」としか言いようがない。全然リポになってなくて
心苦しいが、言葉で表現の仕様がない。ハネムーンの終わりから海の中へに
つながる部分の音のかっこよさ、異次元に引き込まれる気分だ。
そりゃそうかもしれない。ハネムーンはソロになってはじめてのアルバム、
「29」の収録曲で、かたや海の中へは今回のcompの目玉曲。その間には
11年という歳月があるのだ。E-10ライダーからF-10ライダーへ。奥田民生の
音楽史は今後いったいどう展開していくのか、予想がつかないが、期待は
無限大だ。
◆MC-5
このあたりから足が痛くなり始めてきた…
11. スタウダマイヤー
12. スカイウォーカー
13. 恋のかけら
compの6曲目があって、しっとり聴かせるスカイウォーカーがあって、
そしてさすらい・イージューと同期の曲、恋のかけら。
正直このあたりの曲順は殆んど覚えていない…Zeppを後にしゆりかもめに
乗った瞬間に思い出そうとしたが、既によくわからない状態…
最後に民生ライブに行ったのが確かEが出たすぐ後だったので、LION以降の
曲は生で聴いたことがない。ので、スカイウォーカーを生で聴けたのは嬉しかった。
◆MC-6
その辺のミュージシャンと違って全国をさすらって、ギター片手に股旅を
してきた奥田民生40歳。既に47都道府県は完全制覇。今後の目標は
「ピンポイントに攻めよう」とのこと。例えば「鶯谷とか…」
14. プライマル
15. 哀愁の金曜日
16. サプリメン
17. サウンド・オブ・ミュージック
18. ルート2
ここで、怒涛の明るい曲ラッシュ。割と今回の選曲はしっとり系が
多かったのだが、終盤にノリのいい曲が連続して演奏された。
個人的にLIONの中で一番好きな、プライマル。これは民生曰く
「曲が生まれる時のイメージはこんな感じ」なんだそうだが、本当にその通り
だと思う。音楽に限らず、名作が生まれた、アイディアがひらめいた、まさに
その瞬間「稲妻が走った」イメージを見事に音楽化している曲だと思う。
哀愁の金曜日は今回唯一、Eからの選曲。
そしてサプリメンはLIONの7曲目で、プライマルの前の曲。
サウンド…は言わずもがな、LION誕生過程における、先行シングル第1弾
の曲。個人的には間奏のギターが好きなので、これも聴けて良かった。
◆アンコール①
1. 船に乗る
2. さすらい
お約束アンコールは、取っておいたcompの最終曲、そして毎回聴いてる
気がする、さすらい。でも、定番なんだけど、それを聴かないと終われない、
的な「股旅」からの永久不滅曲である。
◆アンコール②
3. BEEF
知っている人は知っているが、これは初期の「29」というアルバムに
収録されている曲で、ノリのいい曲である。しかし肉牛の歌でライブを締める
というのは如何なものか…まぁそこが民生ライブの真髄なんだろうが。
そして「神戸の生まれよ」は当然の如く「お台場生まれ」に。
できれば前回行った時の如く、「人の息子」を歌って爆発して興奮冷めやらぬ
まま家路につきたかった…
以上の流れで、21:30頃終了。やはり来て良かったとつくづく思うのであった…。
これだけ素晴らしい空間を知らない人が世の中に多いのには本当に残念でならない。
というわけで、せめてライブに行けない、行く気のない、という人はCDを買って楽しんで
いただきたく思う。
収録曲:恋のかけら、リー!リー!リー!、さすらい、イージュー★ライダー(アルバムバージョン。オリジナルはシングルかCAR SONGS のアルバムに収録。) など。
収録曲:まんをじして、花になる、御免ライダー、哀愁の金曜日、ヘヘヘイ、custom、The STANDARD、ドースル? など
収録曲:スカイウォーカー、プライマル、サウンド・オブ・ミュージック など
試聴はこちら
トラバありがとうございま~す!!
私は名古屋のOTを見ましたが、曲順、ほぼ一緒だと思います。
本当にかっちょいいライブでメガネがぶっとびそうになりながらも、
前の方で頑張ってました。
ひたちなかは行かれますか??
私は、ひたちなかでのOTを見たことがないので、今年ははりきって
名古屋から参戦したいと思ってます。
また是非遊びにきてくださーい★
by MIN (2005-05-28 23:14)
『MTR&Y』のツアーレポ補完計画に参加(トラックバック)ありがとうございました。
おかげでさらに盛り上がっております。
まだ広島2DAYSが残ってますが、終了分のライブは全公演のレポが揃ってます。
広島分もそのうち補完されることでしょう。
ツアーレポ読みたくなったら
http://ot.livedoor.biz/archives/22886102.html
こちらまで。
つきましては、お書きのレポを以下のピングアドレスでトラックバックしてくださいませんか?
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by naox (2005-05-29 11:39)
ひたちなか、行きたいですねぇ…
やっぱあの遠さが何とも言えず…前回行った時は大学受験を控えた高3の夏だったので、鈍行列車でものすごい時間をかけて行ったのですが、今年は車で行くべきか、はたまた「水戸黄門弁当」片手に常磐線で行くべきか…
by 俺 (2005-05-31 09:11)