真心ブラザーズ／空にまいあがれ 【きょうの一曲】 [音楽]
★空にまいあがれ／スイート・フォーク・ミュージック
真心ブラザーズ
1996/8/21 発売
これまた奥田民生つながりになってしまうが、確か2002年か2003年のひたちなか（＝Rock in Japan）だったと思う。YO-KINGのライブに民生が飛び入り参加し、一緒にこの曲を歌っていた。
いやぁ、なんといい曲だろう、と。真心の数ある曲の中でも（なんて言いつつ全曲聴いたことはないが）名曲だと思う。
またしてもお恥ずかしい話だが、正直なところこのひたちなかライブを見るまではYO-KINGなど一切知らなかった。なので、世の中の批評とかオリコンランキングとかは抜きに純粋に「素晴らしい」と思えた。
雑誌のインタビューで民生が「YO-KINGは目の上のたんこぶだ」「日本のロックと言ったら俺かYO-KINGか」と度々言っているだけあって、そのパワーはひしひしと感じる。元々真心ブラザーズとしてYO-KINGこと倉持陽一氏は相方桜井秀俊氏とともに数々の曲を世に送り続けてきた。現在は活動休止中？解散？倉持氏はYO-KINGとして活動を続け、桜井氏はロゼッタガーデンだっけか、若い人の育成だか楽曲提供だかをしつつ自己も活動をしている。
さてこの曲、発表は90年代後半だが、未だに色あせていない。ここ最近タイヤのCMに使われてた気がするが、何ともひどい曲の切り方だった。ただ出だしとサビをブツっと切ってつないだだけ、みたいな。あれじゃこの曲の良さは伝わらない。
幸いこちらは絶版になることなく何かのアルバムに入ってたと思うので、是非フルで聞いていただきたいと思う。ただ、個人的志向を言わせていただくと、真心オリジナルの曲調は確かに名曲なのだが何か物足りなさを感じる。また、先日出た真心トリビュートアルバムで民生が歌ってるのも、これまた何か違和感を感じる。やはり、あのひたちなかでの２人のセッションが至上の音色を奏でていたように思う。なんてったって、「日本のロックと言えば民生かYO-KINGか」って言うくらいですから…
ちなみに、YO-KINGソロになってからの曲では、fromAのコマソン…という言い方は「Ｅ電」並みに古いのか…CMソングになっている「ずっと穴を掘り続けている」という曲も良い。あと、真心トリビュートアルバムはゼヒモノだ。どうでもいい人が歌ってる部分は飛ばしていただいてかまわないので、最低でも民生とスネオヘアーと清志郎氏の歌ってる部分は逃さないでほしい。
ちなみに、食わず嫌い(別に嫌いじゃなかったけど興味はなかった)だったスネオヘアーは、この真心トリビュートアルバムがきっかけで本格的に興味を持ち、「a watercolor」なるアルバムを買って聞いてみたらハマってしまった…音楽数珠つながり。やはりいいなぁと思ってる人が交流を深めているアーティストの楽曲は当然いい曲なのであって、我が音楽史、民生・ユニコーンから全て派生して、ＡＲＢからスネオヘアーまで、年代もスタイルもヘタしたらジャンルも違う面々だが、皆名曲尽くしだ。この素晴らしき音楽コネクション、ほんの一部でも紹介できて、一人でも多くの人に共感してもらえたらこれ幸いである。
- アーティスト: 真心ブラザーズ, 倉持陽一, 桜井秀俊, カラオケ
- 出版社/メーカー: KRE
- 発売日: 1996/08/21
- メディア: CD
空にまいあがれ 幸せな日々よ
風の中で 君が 僕を 見て笑った
♪
トラックバックありがとうございました。
実は私は真心ブラザーズの大ファンです。
「空にまいあがれ」は10年くらい前の曲ですが、今でも色あせない佳曲だと思います。CMで使用されるということで期待したのですが、本当にひどい切れ方でがっかりしました。
私のおすすめはデビュー曲の「うみ」、それからYO-KINGソロの「いつかもうみ」もいいですよ。
トリビュートアルバムはまだ聴いていませんが、スネオと民生はぜひ聴いてみたいと思っています。
by swing_life (2005-05-03 23:41)
コメントありがとうございました。その両曲、まだ聴いたことがないので早速TSUTAYAへ行ｔってみようと思います。
by 俺 (2005-05-03 23:53)