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マニュアル [主張-時事]

ここ最近のニュースでよく登場する、「マニュアル」。
敢えて批判するまでもないが、一つ気になる事例を述べたいと思う。理屈をあれこれ述べるより事例を書く方が読み手としては興味を持てるというのが一般的なので、それに倣って。

某スーパー(1社に限らない)のレジ店員は、こちらがクレジットカードで買い物をする際には、必ず「お支払いは1回でよろしいですか?」と尋ねてくる。小生は現金をいじらない主義なので、時には500円くらいの買い物でもクレジットカードを使ったりするのだが、そういう明らかに金額が低いときにも、店員は必ず「お支払いは?」と聞いてくるのだ。
500円の買い物で分割にする客が今までいただろうか?…なんて書くのも馬鹿馬鹿しい。当然そこには「マニュアル遵守」「法令遵守」のコンプライアンス・事なかれ主義的発想が根幹にあるのだ。

それこそ以前述べた首都大職員の体たらくぶりなんかもこの種の問題が根幹にあるわけで、全ては事なかれ主義だ。この種の人たちが大抵口にするのは、「別に誰にも迷惑かけてないでしょ」ということだ。

「人に迷惑をかけなければ何をしても良い」ということがよく言われる。しかし、小生に言わせれば、その発想そのものが迷惑千万である。人と人とが関わる上で、「迷惑」「お節介」が生じない筈はない。出会い、会話を交わしている時点で既にそこに関係性が生じてしまっているのだから、関係が生じてしまった以上、きれいに関わっていくのが筋だろう。発つ鳥跡を濁さず。

決して人の為に生きる必要はない。しかし、人の為にできることはあるだろう。今、自分が何をする
か。何が最善か。当然間違うこともある。それはやむをえない。それは、真摯に反省し、次に活かせば良い。最近の人の一番悪い所は、失敗から学ぶことをしない、失敗したらしっぱなし…ということだと思う。それは、同世代の人間と昨年色々と仕事をしてみて、身を以ってよ~くわかったことだ。(後日書くが、小生はどうも同世代の人間が大概幼稚に見え、結果仕事を共にすると確実にウマが合わない。4歳上くらいが丁度合う…。)

で、失敗するしない反省するしない以前に、一番最悪なのは、その関係性において「人の為にする」努力を始めから怠ることだ。これこそが、マニュアル人間であり、首都大職員に象徴される「事なかれ主義者」である。
一人ひとり人間は違うのだから、別に「個性を尊重しろ」とか言ってるんじゃなくて、その人間に正面から接しろよ、と言いたいのだ。マニュアル対応はアシモ君相手にやってりゃいい。そうじゃなくて、老若男女、様々な事情を抱え異種の感情を持ちやってくる客なのだから、瞬時に相手を完璧に理解するのは困難であっても(当然だろう)、その努力だけはせめてしてほしい。それが人間社会、当然の義務だと思う。


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ピロシ

どうも、来てみたよ。
そうね、マニュアル対応って自分も嫌い。
バイトでもなるべくそうならないように気をつけてるし。

でさ、トラックバックしようと思ったんだけど、そのアドレスが見つからないんだよね、どこにあるんだろ?
by ピロシ (2005-04-21 22:06) 

俺

ども。初コメントありがとう。
虎苦爆…トラックバック、未だによくわかってないところがあったりして、設定の問題なのかな?色々いじってみます。明日のネタにしようと思ってるけど、自分「ちゃんと説明書読まない人間」なんで…すまんです。
by (2005-04-21 23:23) 

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