幼児化

大人の脳トレだの脳年齢だのがはやっている。

しかし、冷静にやっていることを考えてほしい。

大の大人が足し算引き算、漢字ドリルに常識クイズ、
挙げ句の果てに塗り絵やら文字をなぞるやら（内容は奥の細道らしいが）をやっている。

信長の野望がはやった頃はまだ良かった。
最近はもはや、何の実学にもならない「トレーニング」に終始している。

そうやっていつまで基礎固めをするのだろう。
そうやっていつまで「雌伏」を続けるのだろう。

本当に日本という国は、日本人は、この四半世紀で牙を抜かれた。
認めたくないが、敗北を認めなければならないのかもしれない。
そして再建・再興を考えなければいけないのかもしれない。

コメント 3

日本人は馬鹿の存在意義に気付いたほうがいい。みんな頭よくなったら社会が困るはずだ。社会は共同幻想。役目が決まってるような錯覚にとらわれているだけだ。
by コメントまん (2006-07-28 22:08) 

鋭いご指摘だと思います。国家を統治するという観点で幾つか考えていくと、これは一つの解となりうるでしょう。近いことをソニーの出井氏がこう表現しています。「会社には１％の天才と９９％の従順で勤勉な凡人がいればいい」と。

「役目が決まっている」と言えば、敢えて言うならば「凡人」という役目が決まっているのかもしれません。

ただ、教育的観点から国家の再生を考えた時に、「一人ひとりの力」という表現には限界を感じますが、そうではなくて、この国には自己の特性と性質を十分に理解していない人間や、秘めた能力を持て余している人間が多すぎるように思うのです。
それを喚起する意味では、個々に対して「それでいいのか、お前の人生」と常に発破をかけていく作業は必要なのかもしれません。
馬鹿は所詮馬鹿。しかし、「深く考えること」をやめ「被害者」を纏えば如何様にも生きていける時代。停滞した馬鹿は国家の足を引っ張る。難しい時代です…
by 俺 (2006-08-01 01:22) 

それだけ、算数ができない人が多いというわけです
by akamaru (2006-08-04 18:00)