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病理 [雑記]

ちょっと小説好きな小学6年生が書いた50枚、100枚におよぶ「文学作品」。「たくさん書けたね、すごいね」なんて誉めたらあかんです。そこにあるのは既に、病理。


要は、好きだの嫌いだの付き合っただの別れたの、がメインイベントとして進んでいくRPGなんですよ。

結局そこにあるのは「快楽」と「自己満足」。

ジュニア文学もケータイ小説も本質は同じ。
違うのは、魔法が出てくるかセックスが出てくるかの違いだけ。


やっぱね、塗炭の苦しみを知らない連中に小説なんか書けるわけないんだな。吐き出すという精神安定効果としての文学。それはそれでいいんだけど、んなモン、誰が読むんだ。




ネコ
名前?
まだ
ない
みたいな
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コメント 4

okko

コドモでなくても、最近の大人が書いた小説も、あまり精神的な深みはありませんね。
本屋でパラパラ、で大体の内容が分かってしまう、読み込むってところがなくて・・・。
by okko (2008-10-06 10:11) 

俺

>okko様
ご無沙汰してます。最近そちらへ伺えず、コメントもできず、恐縮千万です。
確かにおっしゃるとおり、大人の文学も深みがないですね。
で、「小学生作家」達はアンケートの「好きな作家/尊敬する作家」欄にそういった作家ばかり挙げてるんですよね。それか、審査員に名を連ねてる流行作家を書いておいて、媚びてるかのどちらか。
別に、尊敬する作家が宮沢賢治でも紫式部でもいいと思うんですけどね。世の中全体がライトノベル化している感じです。
by (2008-10-06 11:29) 

トモミ

okkoさんへのレスを含めて、全くその通りで何も追加することはありません。この国は本当にどこへいってしまうのでしょうか?もちろん中山なんとかが心配しているのとは次元の違う話です(笑)。
by トモミ (2008-10-08 20:40) 

ゆき

カポーティの「冷血」はかなり読み応えがあったあぁー。あれは面白かった!確かに最近の小説は読む気にならないですね。
太鼓の指導者が言ってたけど、日本芸能の表現の本質は「叫び」にあると。虐げられた歴史を持つ土地ほど芸能が盛んになるのと同じく、『塗炭の苦しみを知らない連中に小説なんか書けるわけない』には一理あると思います。
by ゆき (2008-10-25 23:56) 

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