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★ことば225「バラつき」 [ことばトレンド最前線]

★シリーズ 【ことばトレンド最前線】 vol.225 2008.5.21
「バラつき」

なぜ、量刑にバラつきがあってはいけないのだろう。地域性や裁判官の個性などで結果が異なるということは無論可能な限り避けなければならない。しかし、そもそも世の中に二つとして同じ事件など存在しないにもかかわらず、量刑に関する大枠が既に決まっていて、そこに外れないように無理やり個別の事件を押し込んでいくというのは一般感覚としてやはり違和感を覚える。
どんな分野でも、枠というのはあるが、絶えず時代に即して変化していくものだろう。前例がないからといって、前例のない事件を無理やり前例のどこかにカテゴライズしてしまって、結果的に後々考えれば不当判決…なんてことがあり得る。
だから、裁判員制度で…と、全てはその道に通じるような世論喚起になっていることは見極めなければならない。もちろんうまく行くことが望まれているが、仮に失敗したとしても、それが口実で従来のやり方に戻るだけだろう。この法曹界の妙な一体感は何だ。

(398文字)
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