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最近見た映画 2008年春 [映画]

久々に、映画論評をば。論評というほどの内容じゃないです。ただの備忘録と一言感想です。

※監督名やHPリンクは後日時間のある時にきちんと書きます。とりあえずタイトルのみでご勘弁を。◆アース (字幕)
その時のコンディションが悪かったのもあるが、初めから最後まで殆んどが睡魔との戦いであった。というか半分以上は寝てしまったと思う。
そんな立場で辛口発言をしても説得力がないと思われてしまうが、しかしそれにしても酷かった。ナレーションが英語で、結局字幕を読まなきゃいけないというのがキツい。本質的に、字幕を読む必要性のない映画内容であるだけに、やはり英語を理解できない日本人はケンワタナベのナレーションで見た方が良いのかなぁとも思った。(しかし渡辺謙のナレは酷評されているらしい…)
昨年のゴアの映画を見た時にも感じたのだが、「で、何なのよ」というもやもや感が多く残る映画だった。そもそもこんなものスクリーンで見ずとも肉眼で見るべきものであって、確かにここまで壮大で貴重なシーンを肉眼で見ることはできないかもしれないが、しかし壮大な大自然を映像で見るよりは自分の半径500mにある自然を直に見た方が価値があるのではないかと思った。
「見る」という視覚だけが肥大化する現代人にはどうなんだろう、と。

◆音符と昆布
チケットが当たったので行った。そうでもなきゃ、まず観に行かないだろう。
市川さんも池脇さんもそれなりに頑張ってるのだが、作品に恵まれてないなぁという印象。で、今回も例に漏れず、作品に恵まれていない。テレビドラマではいつも他の女優に押されて2番手、3番手の役にまわる市川由衣だがもう少し人気が出てもいいんじゃないかと思う。池脇千鶴は「美少女」から「実力女優」へのステップを上がりつつあるが、テレビ露出が少ないためか、その実力の割に知る人は少ない。たまに変なビールのCMに出たり、確定申告のイメージキャラクターになって「税金が何に使われてるか心配」なんてコメントしてるし。
さて本題、この映画だが…うーん、やっぱり本題に入れない。書くほどのものでないのだもの。音楽にこだわってるとかいう割には大したことないし、障害をテーマにするならもっと背景取材が必要だし、きれいな風景も主役にならないし。なんだかねぇ。

◆転々
やはり三木聡ワールド全開。オダジョーはもちろんのこと、三浦友和氏も結構いいキャラクターでした。
そして新聞の講評にも書いてあったけど、都内の見知った風景が数多く出てくるのでとても親近感があり、見ている側も東京散歩を楽しめるという、非常に素材を活かした作品になっております。時効警察でも何でも、扱ってるテーマの割に哲学はまるでない作風なのですが、しかしこれほど質の高い笑いを随所に散りばめられる作家は今や三谷幸喜か三木聡か、ってなもんでしょう。これは見る価値ありです。

◆ぼくたちと駐在さんの700日戦争
たまたま2時間空いたから、というだけの理由で劇場に足を運んだわけですが、意外に面白かったです。
そうそう、高校生の頃って色んなイタズラとか青春とかスタンドバイミーとかしたなぁという、自分の高校生時代を投影しながら
楽しめるという作品です。話自体は大したことないし、特に演技が見ごたえある、というわけでもないのですが。
それにしても市原隼人君は5年後、10年後もこの芸風なんでしょうか。
数年前の妻夫木さんとダブって見えるのは、ウォーターボーイズつながりだけではないハズ。
(それ以上言うとファンに怒られるのでやめときますが)


…劇場で見たのはこれくらいですかね。あとはテレビで幾つか見ましたが、省略。
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あんどっち

私も「転々」、観ました!
オダジョーは元より、三浦友和がいい味出してましたよね。
小泉今日子のあのカレー、なんか切なくてよかったなぁ・・・。

by あんどっち (2008-04-17 03:28) 

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