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「ことばトレンド最前線」についての基本方針 [主張-その他]

こんばんは。あっという間に師走ですね。
なんだかいつの間にやら当ブログの総閲覧数というのが50万件を突破したということで、

延べ人数ではありますが50万の皆様に、衷心より御礼申し上げます。
(ところで、「読者数」って何ですか?RSSに登録してくださっている方のカウントでしょうか。
 それは書き手が知ることはできないのでしょうか。29人もいらっしゃるようなので、
 お一人お一人お礼したいのですが。いつもこちらからも伺っている方々でしょうか。
 3年経っても、相変わらず欠点尽くしのソネットブログ。)

さて、書こう書こうと思いつつ遅くなってしまったのですが、
最近毎日書いている「ことばトレンド最前線」について、
自分なりに「こうしよう」というモットーのようなものがございまして、
初心を忘れないためにも以下書き綴ってみようかと思います。
どうでもいいという方も多いと思いますが、お付き合いいただければ幸いです。

…と意気込んでみたものの、やっぱりちゃんと書くのには時間がかかってしまいそうなので、
箇条書きで思いつく順に、失礼いたします。

・きっかけは…これからプロとして表現活動(文章執筆・指導・取材等々)をしていくにあたり、
気合を注入すべく、何かやろうと

・それにあたっては、「書きたいことを思うがままに書く」という段階から「書くべきことを的確に、
対象を見据えて書く」ということができるように、修行をしていかなければいけないのではないかと

・「ことば」というテーマでコラムを書いてみようかと、それも毎日
連載している感覚で

・「ことば」「トレンド」「最前線」ということは
今世の中で注目されている言葉や頻出する言葉などを取り上げて、
そこから時代を切り拓いて解説したり、問題提起をしていくというのがコンセプト

・「ことば」コラムと言えば、NHKの「ことばおじさん」や朝日新聞のコラム、はたまた
日テレ「おもいっきりいいテレビ」のコーナーに至るまで様々な媒体で様々な人が
やっているが、そういうものは所詮「へぇ」で終わる用語解説に終始していることが多い。
やる以上、そういうただの用語解説とは一線を画したい
(でも、ことばおじさんは結構ためになることをやっている。あとは参考にならないものばかり)

・文字数制限をする。それによって、緊張感と表現の取捨選択が身につき、洗練された
文が書けるようになる。書きたいことを思うがままに書いたり、書きながら考えるのではなく、
枠内に伝えたいことを凝縮し、まとめるのでも削るのでもなく的確に構成していく。
毎日訓練していれば、「何文字で書く」という感覚も手に入るし。

・文字数は400字。毎日続けるなら長すぎてもキツいし、といってこれ以上短いと
ワンフレーズ絶叫やプロットのみの構成で終わってしまう。
「1日原稿用紙1枚」ということで。

・ジャンルが「流行語」とか「マニュアル敬語」とかに偏ってしまうと面白くないので、
森羅万象を織り交ぜていく。

・こうなると、思い込みだけでは原稿にならない。取材が必要。
また、自分の内にある問題意識(=溜め)だけに依存しているとすぐ枯渇してしまう。
書くというアウトプットの作業以上に、溜めを増やしていく、インプットの作業も重要になる。
つまり平たく言うと、これによって勉強しなければならなくなり、
知識も教養も語彙も増やしていくことができる。そして、それによって
新たな視野・視点・視角・視座も獲得できる。

・その他、記事を書く上でのポリシーだとか主義主張だとかスタンスだとかは、
これまでの「明日を拓く」と全く同じ


…とまぁこんなところでしょうか。相変わらず堅物人間ですみません。
目下、修行中です。そのうちちゃんと小生が何者なのかという自己紹介もします。

よく、難しいと言われるのですが、それ自体は良いことでも悪い事でもあると思います。
こういうコラムの書き手はあらゆる読者を想定して、
そこに届く表現をしなければいけないのですが、
だからと言って「分かりやすく」「平易に」というのは違うと思うのです。
「分かりにくい」ものは現に分かりにくいものなのですから、それを分かりやすくしようとすると、
ともすれば噛み砕いてそぎ落として違うものになってしまったり、大事な部分を見失ってしまう
恐れがあるのです。
例えば、古文を読めないから古典文学に触れられない、という人がいたとしましょう。
それをどこかの知識人が現代語に翻訳してしまったら、何の意味もないのです。
古文が難しいということは、現代の日本語では失ってしまった言葉や感覚や物の見方が
そこに書かれているということです。
だとすれば、その古文を習うことって、大切じゃないですか。

だから、教育者としては、「分かりやすく」してしまうよりも、興味を持たせ、「難しい、でも
分かろうと努力してみよう」と触発していくことが大事だと思うのです。
それってすごく難しいことなんですけどね。「国民教化」なんてことができた明治時代と今とは
違うので、手段・方法も選ばなければなりません。

…長くなったのでこの辺で打ち止めにしますが、ま、そういうことで
今後ともお付き合いいただければ幸いに存じます。
そして改めて、いつもコメントをお寄せいただく皆様に心から御礼申し上げます。
何よりの財産です。本当にありがとうございます。

では、また。


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okko

まず、総閲覧数というのは、外部の人も読んでいる・・だから?マークが付いていると解釈しています。
ちなみに、「ことばトレンド最前線」で、、検索したら、俺さんのブログ、紹介されていると思います。いつだったか、自分のそれを発見して、驚きました。29は、とにかく、毎日、訪ねてきてくれる人の数。足跡も残さないけど、読んでくれている人の数で、もし、わたしが登録を抹消すれば、28人になるでしょう。

400字の謎もとけました。主題のポイントを外さないで、簡潔に、表現する練習ということだったのですね。
一点だけ、思ったのは、分かり易い文章のクダリです。漢文は難しい、でも漢文の難しさを分かり易く説明するのも、使命のひとつだと思います。
翻訳するんじゃなくて・・・・。
いや~、もどかしいですね、直接、意見交換が出来たら、ワタシの言いたいことも、理解して頂けるとおもうんですけどね~~。
削ぎ落とさないで、説明できなければ、プロとは呼べないと思います。
400字越えた?ながながとスミマセン。
by okko (2007-12-03 14:48) 

俺

こんばんは。長々と書いたにも関わらず、きちんと読んでいただきありがとうございます。「ことばトレンド最前線」で検索して、ヤフーはトップに出ますが、グーグル等はこのブログを登録してる人のページが出ますね。「明日を拓く」も微妙な位置。

分かりやすさがいけない!!みたいな書き方になってしまっていて、ここの部分もまだまだ未熟だなぁと反省しました。言いたかったことはokkoさんがおっしゃっていることと同じです。難しいのを簡単なものに変えてしまうんじゃなくて、難しいけど、読んでみようと思わせる必要がある。ということは、導入の部分で、第一歩は分かりやすく話していく必要がありますよね。

1日1枚、家で原稿を書ける日ばかりでもないので、移動中にケータイで打ったりもしています。
by (2007-12-04 22:30) 

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