…ということで、ユニトリ・民カバ・セフレ買いました。 [音楽]
ということで、ってどういうことで？って話ですが。
ちょっと遅くなりましたが、先月末にユニコーントリビュートアルバムと奥田民生カバーが発売され、
さらに今月頭に民生以外のユニコーンメンバーのセルフセレクション（通称セフレ）が発売されたので、
それぞれ感想をしたためたいと思います。
まず、ユニトリと民カバ。
これは、若洲の野外ライブに行った時初めて聞いたのですが、その時から
「なかなかいい人選だなぁ」と思ってました。
もちろん、「なんであの人が入ってないの？」というのはたくさんあるのですが、
きっとこれは民生のイキな計らいで、民生を敬愛する若手が発揚出来る場を設けた
ということなんでしょう。つーか実際そういうメンバーばっかりだし。
まぁそれは明日の音楽界をリードする民生氏ならではのアイデアだと思います。
決して自己満足にならず、しかしもともとの曲が良いから若手の駄作にもならず、
いい感じに仕上がったと思います。
特に個人的に好きなのは、ユニコーンの方だと
- アーティスト: 東京スカパラダイスオーケストラ, MONGOL800, TRICERATOPS, GRAPEVINE, 真心ブラザーズ, DOPING PANDA, CHEMISTRY, PUSHIM, つじあやの, 吉井和哉, フジファブリック
- 出版社/メーカー: SE(SME)(M)
- 発売日: 2007/10/24
- メディア: CD
・トライセラ×ヒゲとボイン
＞声が合ってますねぇ。
・つじあやの×ミルク
＞チョイスがいい。確かにこれは名曲です。
・吉井和哉×与える男
＞さすが和製ジョン・レノン（という説が一部に）。いい味出してます。
・宮沢和史×すばらしい日々
＞確かビューティフルソングスでもこの曲歌ってたような。
その他も総じて皆さん曲に合ってるというか、自分の音楽観と見事にマッチしてるんですよね。
まぁそれだけユニコーンが後進に与えた影響力が大きいということでしょうか。
そして民生カバーの方は
- アーティスト: 中孝介, 木村カエラ, B-DASH, 斉藤和義, スピッツ, GOING UNDER GROUND, サンボマスター, The ピーズ, チャットモンチー, GLAY, ウルフルズ
- 出版社/メーカー: SE(SME)(M)
- 発売日: 2007/10/24
- メディア: CD
・B-DASH×ワインのばか
・斉藤和義×カヌー
・スピッツ×さすらい
・ウルフルズ×トロフィー
などなど、そうそうたるメンツです。そしてトリを飾るのは陽水×The STANDARD。
是非、必見ならぬ”必聴”していただきたいと思います。
そして、個人的に気になったのは、ユニトリの方にEBI君の曲が一曲も入っていないということ。
これはもしかして、外された？？と勘ぐってしまいましたが、
当のEBI君ご本人のブログにユニコーンメンバー４人（何故か西川君は欠席）で肩組んでる写真が
映ってたので、どうも裏事情はないようです。
まぁ強引に言うなら、ペケペケはEBI君ボーカルの曲なので作った人こそ違えど、
一応これで５人分全員入ってるということでしょうかね。
さて世間ではこれで終わりと思われてるようですが、
実は民生さんを除く他のメンバーは、このアルバムの出た後に、それぞれ自分の
セルフコレクションアルバム（何故か阿部氏が「セフレ」と命名）を発売してるんですねぇ。
さすがに店頭には並んでなかったので、欲しかった阿部義晴＆堀内一史だけ
予約して買いました。川西＆手島はいずれお小遣いがたまったらamazonで買おうかなぁと。
- アーティスト: ユニコーン, 阿部義晴, ABEX GO GO
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2007/11/07
- メディア: CD
- アーティスト: EBI, 堀内一史, ユニコーン
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2007/11/07
- メディア: CD
- アーティスト: VANILLA, ユニコーン, 西川幸一, 川西幸一
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2007/11/07
- メディア: CD
- アーティスト: ユニコーン, 手島いさむ, BIG LIFE, 坂上二郎とユニコーン
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2007/11/07
- メディア: CD
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2007/11/07
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2007/11/07
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2007/11/07
- メディア: DVD
CDとDVDとありまして、CDの方には本人の回顧録が紙になって入ってます。
阿部義晴氏の方はやはり最後までユニコーンをどうにかしようとしてたんだなぁという
当時の思いが綴られていました。選曲と曲順も楽しめる感じになってます。
EBI君の方はどちらかというとソロの自分中心、という感じで、
ユニコーン時代の曲は殆んど入ってません。ユニコーン時代の曲がいいのにねぇ。
そして、今回こうしてユニコーンを振り返ってみて、
EBI君もテッシーもそれぞれ皆いい曲作ってて、個性がぶつかり合ったのかと思ってましたが、
そうではないことが分かりました。
やっぱ、民生サンあってのユニコーンだったんですね。
実はメンバー各自のソロは民生の発案だったこと、そしてそれに阿部君と西川君が
同調したものの、EBI君とテッシーはあまり乗り気じゃなかったこと、
それでも彼らの才能を民生が引き出そうとしていたこと、
それでいて民生がもっとワンマンだったらユニコーンはもっと続いてたんじゃないか
ということ、等々がそれぞれの媒体に書かれていました。なるほどね。
やっぱ奥田民生はすごいなぁ。
彼らがまた５人揃ってステージに立つ日が来るか、来ないか。
それよりも今は、音楽界に残された彼らの足跡の重さ、大きさと、
そしてその後を追う若手ホープたちがきっと音楽界を変えてくれると、
そんな期待をしつつ、今後も彼らの演奏に酔い、親しみたいと思うのでありました。
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