SSブログ

■『壊れ方指南』 筒井康隆 [書評]

書評
壊れ方指南
筒井康隆

壊れかた指南

壊れかた指南

  • 作者: 筒井 康隆
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2006/04/26
  • メディア: 単行本

これは買ってはいけない本だと言えるでしょう。


一般の方は言うまでもなく、
筒井康隆ファンであってもこれは無駄な買い物になること間違いなし。
がっかりします。
わざわざ高いお金を出してまで買うような本ではありませんし、
図書館で借りるにしてももっと他の本を読んでほしいですね。
殆んど駄作です。
こんな本を読むくらいなら、『愛のひだりがわ』を読んでください。
最近文庫になりましたので、お求めやすくなってます。
愛のひだりがわは小学生でも読めますし、大人でも泣ける本です。

以上。

愛のひだりがわ

愛のひだりがわ

  • 作者: 筒井 康隆
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 文庫


nice!(3)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 3

コメント 4

okko

「銀嶺の果て」はいかがですか?
高齢者サバイバル、笑って読み飛ばしました。
by okko (2006-10-04 10:45) 

俺

こんばんは。
「銀嶺の果て」これはなかなか面白そうですね。まだ読んでませんが、近いうちに手に入れたいと思います。

今回の「壊れ方指南」は、「これぞ世界文学遺産!」なんて帯がついていて1600円もしたので、いっそう読了した時の脱力感が強かったです。こんなに分厚いのになんで何も心に残らないんだろうと…中に収録されてるのうち、「迷走録」はまぁまぁ面白かったですが。
by (2006-10-04 18:35) 

ごはんライス

「壊れ方指南」はかなりいい。レベルが高い、というのはもういちいち言う必要はないだろう。一目瞭然だもんな。ただ、弱点が一つあるとすれば、これを読んでつまらないと思う人がまず一人もいないという点だ。もちろん、万人が面白がる。そんな作品があったっていい。バカでも笑える。そんな作品があってもいい。しかし・・・「けっつまんねえ。俺ならもっといいヤツが書けるぜ」と読者が言うことができないほど、すげえハイレベルな作品て、これ、筒井氏本人にとって不幸ではなかろうか。孤独すぎる。だから、本欄の書評を読んで少し安心した。筒井氏は孤独ではない。ギャグがわからない生き物がまだ地上に生息している。人類の奇蹟といえよう。
by ごはんライス (2007-03-24 23:29) 

ごはんライス

ネタばれしてしまうのであまり詳しくは書けないが、「壊れ方指南」の中で印象に残っている点を思い出しながら書いてみたい。と思ったけど、めんどくさいのでやめとく。けど、それも無責任なので、少し書く。が、とりあえず、ギャグ系については省く。これは好みがある。どんな面白くても、下ネタが嫌いな人は筒井氏の作品は無理な気がする。多少、努力すれば、多少、理解できるようになるかもしれないが、そんなことで努力しなくてよろしい。うんこの背後にある思想を読み取れと説教したところで、うんこを食べるのが嫌いな人に言ってもあまり意味がない。なぜなら、うんこは食べるものではんく出すものだからだ。それはともかく、話を戻して、最後の「逃げ道」は、これは駄作とすることは不可能であろう。そう感ずることは可能だ。なにしろ、これはセンスというか読む才能がいる。ない人が駄作と感ずることはありうる。しかし、それでよい。なんで読者がそこまで要求されにゃならんねん。金払うとんのに。損した。それでよい。買ったのに全然理解できない自分の脳みそ、アホな脳みそ、損な脳みそ・・・かわいそうだが、それでよいのだ。死ぬまでにわかればよい。まあ、わからないかもしれない。でも、それはそれで幸せだ。「逃げ道」のよさを知ってしまった俺が、わからない読者をかわいそう不幸な人だと感じてしまってるだけかもしれなだろ。わからないということは、ある面、幸せだ。親のセックス現場は知らない方が幸せだ。知った俺は不幸だ。しかし、そういう俺自身でさえ、なぜ、この作品集「壊れ方指南」がこんなにも面白いのか、その理由がさっぱりわからない。読めばわかる、としか言えない。無責任だな。てか、俺は読んでもわからなかったぞ。うーむ。ということは、駄作と評した人の方が実はわかってるということか。少なくとも、駄作ということがわかるのだものな。俺なんてこの作品集が傑作なのか駄作なのかもわからん。ただ読了後、ただひたすら無力感にさいなやまされた。言葉を発することができない悔しさ。レベルの違いを思い知らされ死にたくなった。そもそも、筒井氏と競ってること自体がおかしい。でも、やっぱ、ファンとしては作家志望としては勝ちたいやん。でも、一生勝てない気がして、三日くらいご飯が食えなかった。パンしか食えなかった。ナーンも食えた。インド人じゃないけど食えた。でも、ご飯が喉を通らなかった。カレーと福神漬けはかろうじて通った。でも、肝心のライスが・・・何てことだ。
by ごはんライス (2007-03-25 00:01) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。