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満員電車に揺られながらふと思ったこと [主張-ひと]

職場より。9:30出社の先方を待ちつつ書いてるので
ささっと書いてささっと消えます。
皆様へのコメントのお返事は今夜か明日には書きますので
しばしお待ちを。

以下、本記。

いつものように満員電車に揺られながらふと思った。
大学生にとって一番大切なことは何だろう。と。

小生も一応大学生なので、まぁ夜学だとかそもそも大学にあんま行ってないとか
大前提として大学が腐ってるとかそういうことはさておき、
一応学生なのだが、どういうわけかふと人事部の採用者の目で考察してしまった。

大学生にとって、大学4年間で一番しなければならないこと、それは運動ではないか。
体力づくりというか、体力維持というか、とにかく何らかのスポーツをやっていることが
学生にとっては就活に際して一番有益なんじゃないかと思う。
サークルなんかに入っていたらなお良い。上下関係もしっかり学べるし。

そう思うのは我が体力が急速に衰えていることが背景にある。

所詮、マナーだの敬語だの英語だのなんて、みんなそれなりにやってるんだし
そんな平凡な部分で差異が生じるはずもなく、
第一採用しようとする側の意図としては、純粋無垢な何のデータもインストールされていない
ロボットを自分たちの色に染めていきたいと考えているのだ。だとすれば、
余計な知能がついていては困る。反抗したり自分たちより優れたアイディアを出して
自分たちの面目が保てなくのが怖いのだ。
肝腎なのは、如何にタフか。へこたれないか。多少の無理を強いても死なないかだ。

だから、スポーツをやっていて健康管理ができていたりスタミナがある人間は
就職に際しては優位なのではないかと思う。
満員電車で毎日貧血を起こしているような人間はいくら頭がキレるとしても到底
使い物にならない、ということだ。
(ちなみに小生は貧血にはならないが体力そのものがないので、押されれば押されるままに
どこまでも追いやられるし、押し出されて電車に乗れなかったこともある。)

結局、戦争に限ったことではなく、みんな力勝負なのだ。
だから、明大前で右側のドアに立ってるような能無しが「降ります!」なんて
権利を主張しやがって押してくるのは本当は憎くて仕方がないのだが、
でもそいつの力が強かったりすると我々は外へ押し出されてウォークマンの
コードがふっとんだりするのだ。(これは今朝起きた実話。)
明大前はホームが一つしかないのだから全部の電車が左側のドアが開く。
こんなことは満員電車に毎日揺られてる人間にとっては常識中の常識なのであって。

でも、力が秩序を崩壊させるのだ。

小生はそういう体力面では割と自信があったのだが、大学に入ってから
こうしていろんな種の仕事や任務を転々としていて
毎日パソコンに向かったり会議をこなしたり夜更かしをしてきて
大学生活3年間を終えようとしている。あと2ヶ月で大学4年生だ。
もうそんなになるのか。普通の大学生だったら今頃就活に奔走していただろう年齢だ。
幽霊部員だったフットサルのチームにももう2年近く顔を出していない。
バイト先のフットサルチームも一度お誘いがあったが、次が来なくなった。
そもそも、最後に全速力で走ったのはいつだろうか、覚えていない。

こんな人間が「俺は大学一年の夏に就活用のマナー本のゴーストライターをやった」
なんて偉そうに言ったって、どこの企業が目を向けるだろうか。
誰も今の若者に即戦力なんか期待しちゃいない。
ただでさえ上が辞めずに頑張って会社を回しているのに、
これ以上ブレーンはいらない。いや、本当は要るのだが
上が辞めてくれないからポストが空かない。

そういうことだろう。

だから、そんな規格に合わせられない小生のような突然変異体は
企業という名の満員電車で押され引かれ、潰されていってしまうのではないか。
満員電車には乗れないのではないか。
そんな気がする今日この頃。

それは違うと言ってほしいが…。


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コメント 7

ニュー本間

早起きすれば満員電車に乗らずに済みます。(そういう問題じゃない?)
by ニュー本間 (2006-02-14 20:46) 

えいこう

人が人を評価するという事はかならず私見が入るわけで、所詮絶対評価などあり得ませんね。
世の中の規格外である事を悟った私は、早々にサラリーマン生活を諦めました。
by えいこう (2006-02-14 23:53) 

まめ

誰でも、きっと適職があるはず。
会社では体力より気力が重要かも・・・。
by まめ (2006-02-16 15:34) 

大学生の時に就職活動をしていた頃を思い出しました。三流大学の女子であるとそれだけで落とされる時代でしたね。(今はどうかわかりませんが・・・。)
「人並み」を目指したのですが、やっぱり私はダメ人間だったので(苦笑)、内定というものをもらえませんでしたよ。

でも、人生何があるかわからないもので、今の仕事に流れ着きました。自分が福祉の仕事をやるなんて、これっぽっちも思ってなかったので、自分でも不思議です。
俺さんも人生これからですから、思わぬところで面白い仕事に就くかもしれないですよ!
by (2006-02-17 01:39) 

okko

体力はつけないに越したことはありませんが、どうも合点が行かないのは、○○部(体育系)からの推薦入社という仕組み。それから、他所の国からマラソン選手なんかを率先して採用する方式。どちらも、社員としての将来はうっすらと見てとれますが、それでも当人の努力次第ではどう転ぶかわからない。
必ず自分に向いた職業が見付かるはずです。
初めから駄目だろう、適性がないだろうなどと決め付けないでくださいね。
by okko (2006-02-18 10:16) 

去年の今頃、のらりくらりと就職活動をしていました。

体力はまったくない・サークルやってない・協調性なし
と、就職活動の上で不利な条件ばっかりの私ですが
自分のキャラに合った、やりたかった仕事ができる会社に4月から働きます。

就職活動をやってみて感じたのは
体育会系で能力的には真っ白な状態の人材を採用する会社、
即戦力がある人材を欲する会社、
とにかく頭の切れる人材を欲する会社
と、結構企業によって採用する基準は違うってことです。
共通してるのは健康であるかどうかぐらいかと。

だから俺さんに就職活動しろとか職につけって言いたいわけではなく、
ただ、就職するイコール規格に合わせてるってわけではないということが
言いたかったのです。誰だって満員電車は嫌に決まってますから。
by (2006-02-19 07:15) 

俺

貴重なコメントの数々に感謝します。
NTJさんのおっしゃる「早起き」は勿論比喩的な意味だろうと解釈しております。確かに、先見性は研鑽していかなければならないと思います。
eikohさんの評価の話もその通りでしょうね。「客観」というものがそもそも人間できるのかどうかという根源的な問いはあると思います。自分の好きな主観と違う観点から見ようと努めた、「限りなく客観に近いもの」も実は主観が混じっていたり、主観じゃないと思っている価値観がただの人の受け売り、迎合、パクり、洗脳だったり…
まめさんの「気力」については小生の得意分野かもしれません。体力がない分忍耐力だけは失わずにいたいと思ってます。高校のとき陸上の長距離をやっていたのですが、毎回気力だけで走ってました。生き方もそんな感じです。技術や天から与えられたものが人よりない分、人より覚えが遅くて不器用な分(自転車に乗れるようになったのも人より遅かったです)、頑張るしかないんだと思い込んでやってきました。
あんどっちさん、そうですよね。人生何が起こるかわからない。到底予想できないですよね。小生のこの2~3年間は悪い意味での「塞翁が馬」続きでしたが、今後どうなっていくか、むしろ去年からは流れに身を任せてる状態になってます。
okkoさん、確かに同感です。「体育会系の出身だからバリバリやるだろう」という安易な型ハメ論ですよね。あと、「箱根駅伝に出た」とか「甲子園出場経験者」といったレッテルは、必ずしも本人の人生その後にプラスになり続けるのでしょうか。

やしさん、ちょうどタイムリーなやしさんの経験が伺えて嬉しいです。やっぱり、採用基準はそんなに一元化してないですよね。聞いて安心しました。規格に合わせる能力も持っていてこそ初めて規格を超える可能性を手に入れられる気がして、とりあえず無心にやらなくちゃならんのかなぁと思ったりもします。
by (2006-02-20 00:51) 

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