浜渦問題、あれは何だったのか [主張-時事]
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20050730/lcl_____tko_____002.shtml
↑迂闊にも、ここ数日新聞をじっくり読んでいなかった。そのため、今さら気づいたのだが、
実にあっけない結末だったと思う。
民主党にも思惑が色々とあるのだろうが、これはいかなる背景があるにせよ、
このような動きは「民主は浜渦問題における自らの非を認めた」という印象を世間に
与える結果になることは明らかであるし、はっきり言って失望以外の言葉が見つからない。
それにしても、石原都政をとりまく現在の環境には心底失望している。
まともな人間が一人くらいいないのか、と思う。
「激安な家賃で都会に住んでながら震災時に役割を果たさなかった都庁職員」
なんて、ワイドショーがこぞって叩きたくなるような話題を自ら提供してしまう知事。
都庁のてっぺんに立つ人間が、それでいいのか。これは情報公開云々レベルの話ではない。
(※補足。本来知事の立場としては「都民の皆様にご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした」「監督不行き届きです。改善に努めます」というセリフを述べるべき。他人事のように「けしからんねぇ」と言うのは、現知事の性質を考慮しても、許されることではないはずだ。)
そして、浜渦氏が天下りしようが知事が週2~3日しか登庁しまいが一切追求しない、報道陣。
「フランス語教材を送って勉強してもらう」などと、低俗パフォーマンスで自ら品位を下げてしまう、
フランス語指導者達。
そして、無関心の有権者。
おそらく、こんな記事も東京新聞くらいしか書いてないのだろうし、
都民の何割が知っているのか、疑問である。
せめて自分は、今すぐにはできないにせよ現状を打破したいという意志と、
情報収集、深層追求だけは怠らずにしていきたいと思う。
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