辟易…Ⅲ ~インチキ地球博~ [主張-時事]
世間ではやれ黄金週間だ愛・地球博だ300万人突破だと騒がしいが、一つだけ確認しておきたいことがある。
愛・地球博?環境問題をテーマに??
笑わせてくれる。
誰もが知っている「環境問題」を今更ご丁寧に説明する。その為に、愛知県の森を削り木を倒し動物達の住処を奪って巨大テーマパークを建設している。てめぇで切り倒しといて「森林伐採はCO2が…」とよく恥ずかしくもなく言えたものだ。
そんなきれいごとはいいから、堂々と「色々な資金援助が受けられるし『環境』って銘打ってやると評判がいいからやってます」「でも実態は企業のアピールと観光客ゲットの場です」と言ってしまえばいいのに。
そういやかつて、自民党が推し進めている愛知万博に「環境破壊だからやめるべき」と公約に掲げて当選した無所属議員がいた。当選直後に自民党に鞍替えし、「環境問題を扱うんだったら別にいいんじゃない」と方針転換。大バッシングを喰らい次の選挙で落選した悪党がいた。末広まき子とか何とかいう名前だった。
まぁ愛知万博に足を運ぶ人間の何割がこういう背景を理解しているのかは知らないが、モリゾー君に浮かれてる場合じゃないですよ、ということで、汚い言葉を使ってしまったが一応事実を改めて確認しておきたい。
2005-05-07 00:00
nice!(0)
コメント(2)
トラックバック(2)
環境保全の取り組みって,考えれば考えるほど悩ましい.
本当の環境保全活動は,もっと地道で時間のかかるものですよね.
以前書いた記事『企業のイメージは本業で』をTBさせていただきました.
by とと (2005-05-07 08:43)
毎度コメントありがとうございます。
結局こういった環境とか倫理的な問題を企業に自主的努力を求めたところで、損してまでやるかというと難しいところですよね。重要なのはわかっているんだけど、本音ではそんなきれい事を言っていても会社はやっていけない。だから、やるとしても企業のイメージアップに利用できる程度…ということなのでしょうね。
故に、こうした問題は行政による上からの圧力というか、社会システムを直接的に支配できる立場からの強制でしか変えていけないのではないかと思います。
昨夏東京都は原発の稼動停止などで電力不足が懸念されましたが、その際「東京都庁が庁舎の無駄な電灯を一部消したら、一日で300万世帯の一日電力消費量に匹敵する量を節減できた」と報じられていました。それを聞いて「じゃあそれまで個人でちまちまと節約してた努力は何だったんだ」と落胆した記憶があります。
結局、行政が動き、企業に働きかけを求めれば簡単に変えられるんじゃないかと思うのです…。
by 俺 (2005-05-08 01:44)