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辟易…Ⅰ ~王と使者~ [主張-ひと]

言いたいことは言う。でも、責任はとりたくない。それはただの権力「ごっこ」に過ぎない。この無責任な世の中、どうやって収拾をつければ良いのか。

王となるか、王におつきの使者となるか、選択を申し渡されたとき、
子供の流儀でみながいっせいに使者を志願した。
そのため使者ばかりが世界中を駆けめぐり、いまや王がいないため、
およそ無意味になってしまったお布れを、たがいに叫びたてている。
だれもがこの惨めな生活に終止符をうちたいのだが、
使者の誓約があってどうにもならない。
    『カフカ寓話集』より「使者」  byカフカ


いつの世も変わらない。歴史は繰り返される。


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